下肢静脈瘤は静脈の弁(血液の逆流を防ぐ)が正しく閉じなくなり、血液がうっ滞(循環が悪くなる)し、静脈が瘤の様に膨らみ変形してしまう病気です。そのため、”足がだるい・重い・痛い・痒い”あるいは”足がむくむ”など、様々な症状が起こり、病気が進行すると色素沈着や皮膚の潰瘍等を起こす事もあります(写真参照)。
当院の心臓血管外科外来では、下肢静脈瘤に対する硬化療法を行っております。硬化療法は従来のストリッピング手術や高位結紮術に比べて、侵襲も少なく入院の必要もないため、通院で治療を行う事が可能です。治療には翼状針という細い針を使用し、静脈瘤に硬化剤を直接注入します(写真参照)。
また、病変が進行した患者様に対しては従来のストリッピング手術と硬化療法の組み合わせ治療を行う事も可能です(写真参照)。
下肢静脈瘤・硬化療法は、主に毎週金曜日の午後に行っております。下肢静脈瘤にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい。
ストリッピング手術と硬化療法の組み合わせ
ストリッピング手術と硬化療法の組み合わせ2