臨床検査科 三重ハートセンター

医療法人 三重ハートセンター循環器疾患治療専門病院(循環器内科/心臓血管外科/内科/放射線科)医療法人 三重ハートセンター

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臨床検査科

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方針

心を込めた迅速かつ正確な検査の実施を心がけます。

臨床検査科では、正確かつ迅速な検査結果を診察当日に提供するために、日々検査技術の研鑽に努め、最新の高度専門知識を得るために学術活動にも積極的に参加するように心がけています。
さらに、診断の場から治療の現場であるカテーテル室・手術室業務にも携わり、そこで得た知識・経験を診断技術にフィードバックするようにしています。
循環器診療における最先端の診断、治療、そして経過観察を遂行するために、常に他職種とのコミュニケーションを大切にして、チーム医療の一員であることを自覚しつつ業務に取り組んでいきたいと考えています。

業務内容

生理検査:体の構造や機能に関する様々な情報を波形や画像として記録し調べる検査
検体検査:患者さまから採取した血液や尿の分析・輸血検査

生理検査部門

心電図

心臓の活動により生じる電気的変動を記録する検査です。
不整脈や虚血性心疾患など、心臓に異常がないかを調べます。

運動負荷心電図(マスター二階段負荷試験)

踏み台の昇降を行い、運動負荷によるの心電図の変化を記録する検査です。
安静時心電図では判定が困難な虚血性心疾患や不整脈を誘発します。

運動負荷心電図
(トレッドミル負荷試験)

トレッドミルのベルト上を歩いてもらい、運動中の心電図の変化を観察、記録する検査です。
患者さまの状態に応じてベルトの速度と角度の調節によりさまざまな負荷をかけることができ、虚血性心疾患や不整脈を誘発します。

心肺運動負荷試験(CPX)

心疾患をもつ患者様は、血圧や心拍数が過度に上昇する運動は避け、病態に応じた適切な運動強度が望ましいとされています。CPX検査は、ガスモニターを装着したうえでエルゴメータにて運動負荷をかけ、心臓に負担のかからない運動強度(運動耐用能)を見極める検査です。心臓リハビリテーションと連携して、心疾患の患者様の普段の生活の適切な活動量を調整しています。

ホルター心電図

小型軽量のレコーダーを装着し、日常生活中の24時間の心電図を記録する検査です。
記録された心電図を解析し、虚血性心疾患や不整脈などの診断、治療に役立てます。

ペースメーカクリニック

ペースメーカ植え込み患者さまの心臓ペースメーカが良好に作動しているか、電池寿命はあとどれくらいかなどをチェックします。また、遠隔モニタリングシステムを導入しており、ペースメーカの作動状況や危険な不整脈の出現を迅速に発見できるよう努めています。

血圧脈波検査

四肢の血圧を測定し、動脈の硬さと詰まりの程度を測定する検査です。
血管が硬くなる動脈硬化や血管が狭窄または閉塞する閉塞性動脈硬化症などがわかります。

超音波検査

超音波検査とは、人の耳には聞こえない高い周波数の音波を対象物に当て、反射した音波の強さや反射するまでの時間などさまざまな情報を元に画像化する検査方法です。
当院では、心臓、血管(頸動脈・上下肢動静脈・腎動脈)、腹部(肝臓・胆嚢・腎臓・膵臓・脾臓など)、甲状腺など多岐にわたった項目の検査に対応しています。

検体検査

  • 生化学自動分析:肝臓・腎臓の機能、脂質、血糖などの測定
  • 血球自動算定:赤血球、白血球、ヘモグロビン、血小板などの測定
  • 凝固自動分析:血液の固まり易さや抗凝固薬の効果の測定
  • 心筋関連マーカー分析:心不全の程度や急性冠症候群の有無の測定
  • 感染症検査:B型肝炎やC型肝炎などの測定
  • 血液型・輸血関連検査:ABO 式血液型や不規則性抗体スクリーニングの測定
  • 尿検査:尿の内容物に、病状や感染症を示す異常がないかを調べる

保有資格

  • 認定心電検査技師(日本臨床衛生検査技師会認定)
  • 超音波検査士(循環器領域・血管領域・腹部領域・表在領域)(日本超音波医学会認定)
  • JHRS認定心電図専門士(日本不整脈心電学会認定)
  • 植込み型心臓不整脈デバイス認定士(日本不整脈心電学会認定)

実績

学術活動